ご覧いただきありがとうございます。
本記事では、なんば校の教室長をさせていただいている私(雅号:髙田昇遊)の、活動報告をさせていただきます。
室生寺 本堂での作品展示と御守り制作
昨秋、創建1250年の女人高野として知られる室生寺のご本堂に、作品展示をさせていただくご縁をいただきました。私自身、あまり公に雅号を名乗ることはないので、珍しい機会でした。
展示の舞台は、国宝・如意輪観音菩薩の正面

創建1250年の歴史を誇る「女人高野」室生寺。その本堂、国宝である「如意輪観音菩薩」像の正面という非常に光栄な場所に、私を含む5名の書道家と1名の学生による作品が展示されました。本堂内での書展示は歴史上、初のことだろうとお聞きしました。
御守り制作という特別な機会
本堂展示に加えて、御守り揮毫の役目も頂戴しました。私は「金運上昇」の願いを込めて、「金」の一文字を書かせていただきました。
この御守りは、現在も室生寺にて頒布されており、もしご参拝の際にはぜひお手に取っていただけますと幸いです。

ご祈祷された和紙に書くのは初めての経験でした。一枚一枚、心を込めて書かせていただいております。

作品テーマは「未来につなぐ循環」
展示いただいた「輪」という作品。
いのちの循環をイメージして書かせていただきました。素直な気持ちでカチッと表現してみました。
特徴的な緑は、規格外野菜から作られた「抹菜」という染料によるものです。また、作品に使用した紙は、昆布から作られたリサイクル紙で、大手醤油メーカーの出汁取り後の昆布が原料となっています。
※紙監修:柴崎教授(愛知芸大)
旅する作品
この作品は、東京代官山→長野蓼科→奈良宇陀と旅してきました。言葉の通り、大きな輪を描いてくれていて嬉しい限りです。


普段は教室に関わる活動に没頭していますが、このような活動の機会もいただけるご縁に感謝しています。本展示に関わってくださった皆様に感謝して、この記事を締めくくりたいと思います。
細かい裏話などは、教室でお会いした時にでも!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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